フジテレビの2016年の春ドラマ「OUR HOUSE」がついに打ち切りになるという情報が発表されましたね。
初回視聴率が春ドラ中最低の4.8%でスタートし、その後もやや上がることもありましたが基本的には低迷し続け、打ち切りは免れないんじゃないかと噂されていましたがやっぱり終了してしまいました。
芦田愛菜ちゃんとシャーロット・ケイト・フォックスさんのダブル主演や脚本の野島伸司さん、主題歌にオフコースの「愛を止めないで」など話題性は十分だったはずです。
そこで今回は鳴り物入りで始まったOUR HOUSEがなぜ打ち切りになってしまったのかという理由や、初回からの視聴率の推移とネットでの感想をみていきたいと思います。
OUR HOUSEが打ち切りになった原因はなぜ?
フジテレビの日曜夜9時に連続ドラマが放映されるのは2010年〜2013年に放送されていたドラマチック・サンデー以来3年ぶりの復活ということでフジテレビも力を入れていたはずです。
ところが実際には低視聴率を脱することはできずに、6月12日放送の第9話で最終回を迎えることになってしましました。
その原因は主に次の4点が考えられます。
- スタッフやキャストに実績のある人を登用しているが、まさに今が旬という人が出ていない。
- 芦田愛菜ちゃんの年齢と演技があってなくて、演技力が低下したと見られてしまった。
- 野島伸司の脚本が古いと思うひとが多かった。
- 裏番組の松本潤主演の「99.9 -刑事専門弁護士-」が強すぎた。
実績はあるが今が旬というわけではないキャストやスタッフ
芦田愛菜ちゃんと民放連続ドラマ初主演のシャーロット・ケイト・フォックスさんのダブル主演、脚本の野島伸司さん以外にも、山本耕史さんや加藤清史郎さんや寺田心さんなど名前が出てくるのは確かに実績のある人ばかりです。
ところが現在ダントツに話題性のある人たちというわけではなく、この実績のあるキャストが大量に出ていてもそこまで相乗効果があるわけではなく逆にひとりひとりの印象が薄くなってしまってますよね。
撮影を進めるうちにも視聴率の悪さが悪い影響をあたえて、現場の雰囲気もあまり良くなかったといいます。
出演者は視聴率が悪いことに自分は関係ないと言いたいようで、収録現場での会話もないと関係者は語っています。
芦田愛菜ちゃんの演技力の低下?
芦田愛菜ちゃんの演技について疑問をもつ声というのも多数みられました。
今、弟が録画してるOUR HOUSEを観てるけど、正直言ってこのドラマおもしろくない。内容ゴチャゴチャだし、芦田愛菜の演技がウザイ。早くシェンカーのDVD観たい。
ファンの方、すみませんm(*_ _)m
— Yusuke@Helloween6/19 (@Metal_Metal2000) 2016年5月30日
ネットでは「芦田愛菜ちゃんの演技は大げさだ」と感じたり、「不自然だ」と感じる人が多いようです。
これは演出のせいなのか本人の演技自体のせいなのかはわかりませんが、子役の時のままのオーバーな演技と今の年齢とのギャップから違和感を感じる人が多いのかもしれませんね。
野島伸司の書く脚本が古いから?
野島伸司さんの脚本のせいで面白くないという人もいるようです。
芦田プロとシャロやんの無駄遣い。
野島伸司も、もぅ過去の人。
視聴率で苦戦していた「OUR HOUSE」 12日第9話で終了 #ldnews https://t.co/4DvMTFE9AK— 山ねずみ@次はどこ行こ?! (@Rocky_Don_Chuck) 2016年6月4日
芦田愛菜ちゃんに「うっかり八兵衛」というセリフを言わせたりするなど、全体的に古くて今の時代にあっていないという声もあります。
2014年に芦田愛菜ちゃん主演、野島伸司さん脚本で日本テレビ系で放送された「明日、ママがいない」は児童養護施設の描き方が現実とかけ離れていて誤解を生じるということでクレームを受けたりもしました。
ところが賛否両論はあったものの話題にもなり、平均視聴率12.8%をとっていたことを考えると、芦田愛菜・野島伸司の今回のドラマの打ち切りは残念ですね。
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裏番組「99.9 -刑事専門弁護士-」が強すぎる!
裏番組の「99.9 -刑事専門弁護士-」が10%台後半の視聴率をコンスタントにとり、最高で19.1%をとっていることからも苦戦するのは仕方がない気もしますね。
やはり「半沢直樹」や「下町ロケット」などのヒット作を連発するTBSの日曜9時の「日曜劇場」で放送される法廷モノの王道ドラマに対抗するには、少し内容や設定がひねりすぎていたのかなと思います。
「99.9 -刑事専門弁護士-」はキャストも松本潤さんや香川照之さん、榮倉奈々さんなど安定した面々で正面対決するのはなかなか難しかったのでしょう。
このまま行くとせっかく復活したフジテレビの日曜9時のドラマ枠もまたなくなってしまう可能性があり残念ですね。
OUR HOUSEの視聴率の推移とネットでの感想を紹介
OUR HOUSEの初回からの視聴率の推移は以下のようになっています。
- 第1話 4月17日 4.8%
- 第2話 4月24日 5.0%
- 第3話 5月1日 4.0%
- 第4話 5月8日 3.8%
- 第5話 5月15日 5.4%
- 第6話 5月22日 6.1%
- 第7話 5月29日 4.2%
初回で春ドラマ最低の4.8%を叩きだして以降、第4話では3.8%まで下がってしまい、このままいくと打ち切りコース決定と話題になっていました。
第6話では子役からイケメンに成長した加藤清史郎さんと濱田龍臣さんの共演が話題になり、視聴率も6.1%まで上昇しました。
ところが第7話ではまた4.2%まで下降してしまい、全局の中で最下位になってしまいます。
なんとテレビ東京の裏番組に視聴率で勝ったのは第6話だけということでビックリですね。
フジテレビの同じ枠で芦田愛菜ちゃんが出演していた「マルモのおきて」は最高23.9%もとっていたことを考えると残念です。
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OUR HOUSEのネットでの感想は?
では実際ネットではOUR HOUSEはどのような感想を持たれているのでしょうか?
まず第一に、「99.9」にぶつけてきたのが第一の敗因だろう。
大きくなるたび技術も魅力も増している芦田愛菜ちゃん。大根などとんでもない。今作でも自然に繊細に桜子を演じている。
芦田愛菜の演技がわざとらしくて学芸会を見ているような感じかする。
野島伸司さんの脚本で凄くいいけど ごめんなさい、役者さんがつまらない。
意外に人によって感想は様々で脚本や演技に関しても真反対な意見もあります。
そうなるとやっぱり見る人次第で面白く感じる点やつまらなく感じる点も違うので、本来ならそういうところが賛否両論の意見となり、話題になって視聴率がよくなる場合もあるので、今回のOUR HOUSEの場合はそうはならずに非常に残念な結果になってしまいましたね。
OUR HOUSEの打ち切り原因は?まとめ
フジテレビが力を入れて復活した日曜夜9時のドラマ枠で放送されているOUR HOUSEがついに6月12日の放送で打ち切りになってしまうことが発表されました。
そこでなぜ終了してしまうのかという理由や原因、視聴率の推移、ネットでの感想について見てきました。
視聴率が伸びなかった一番の原因は、やはり野島伸司さんの脚本が時代とあってなかったのかな思う人が多かったようです。
ただこれだけ打ち切りになるということが話題になると、逆にどんな内容なんだろうと気になって初めて見てみるという人もいるだろうと思うので、最終回までの残り2回の視聴率は注目です!
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