毎年12月になると、その年を象徴する一文字の今年の漢字が選ばれます。
今年の漢字は公募によって集まった投票の中から最も多く票を集めた漢字が選出され、多くの人々がその選択に納得を示します。
テレビのニュースで清水寺での今年の漢字の発表シーンを目にすることがありますが、その漢字を書く人について、誰が書くのだろうと皆さんは気になったことはありませんか?
今回は清水寺で今年の漢字の一文字を書く人物に焦点を当て、以下の点について掘り下げていきます。
- 清水寺で今年の漢字を書く人は誰なのか?
- 今年の漢字の発表が行われる発表場所と理由
この記事を読むことで、「今年の漢字」を書く人や発表の場についての理解が深まり、ニュースで見るときにも楽しんで見ることができますよ!
清水寺で今年の漢字を書く人は誰?
毎年12月の中旬ににテレビで放映される「今年の漢字」の発表シーンは、大きな和紙に巨大な筆を使って一文字を書くお坊さんのの姿が特徴的です。
このお坊さんは、京都の名高い清水寺の貫主(住職)、森清範(もりせいはん)氏です。
森清範氏は1940年に京都で生まれ、1963年に花園大学を卒業後、清水寺及び真福寺の住職となりました。
1995年に日本漢字能力検定協会が「今年の漢字」のプロジェクトを開始して以来、森清範氏は毎年、巨大な和紙に今年の漢字を書いています。
2009年には漢検協会の不祥事により一時的に協力を拒否する姿勢を見せましたが、協会の新体制が整うと、その年も含めて現在まで続けています。
今年の漢字は、発表当日の朝まで森氏には知らされず、漢検の理事長が二重の封筒で秘密を保ちながら渡します。
このプロセスは毎年続いています。
「今年の漢字」の発表場所と理由も紹介!
毎年清水寺で発表される今年の漢字ですが、なぜ清水寺で発表されるのでしょうか。
その理由は主催者の日本漢字能力検定協会が京都に本部を置いていることにあります。
清水寺が発表場所の理由はなぜ?
清水寺は京都を代表する寺院の一つで、国内・国外を問わずに有名なお寺だからということが清水寺で発表されている理由です。
考えてみると確かに清水寺は観光名所でもあり、年間を通して数多くの人々が訪れる有名なお寺で、今年の漢字の発表場所としてもふさわしいですね。
清水寺のどこで発表されるの?
今年の漢字の発表は、毎年清水寺の奥の院で行われます。
この発表は景色の美しい清水の舞台を背景にしています。
動画で見るとその雰囲気が伝わるかもしれませんが、実際には奥の院での漢字を揮毫する様子は報道関係者だけが直接目にすることができます。
漢字が書かれる清水寺の奥の院だけでなく、清水の舞台周辺も発表日には特別な入場規制が設けられるため、その日の清水寺訪問は避けた方が良いでしょう。
直接見ることはできないものの、このイベントは通常午後2時頃にテレビやインターネットのライブ配信で中継されることが多いです。
発表日にはテレビやインターネットでの中継を視聴し、実際に書かれた漢字を見たい場合は、10月24日から展示されている漢字ミュージアムへの訪問がおすすめです。
祇園の漢字ミュージアムで「今年の漢字展」をみてきました。他の展示も楽しかったです😊 pic.twitter.com/TkyfkIFJb7
— KAZMIC! (@kazmic_kazmic) December 2, 2023
清水寺で今年の漢字を書く人は誰?まとめ
今回の記事では清水寺で発表される今年の漢字を書く人は誰なのかや、清水寺で発表される理由と清水寺のどこで発表されるのかを見てきました。
- 毎年今年の漢字を書くのは、清水寺の貫主である森清範氏。
- 今年のの発表場所は、清水寺の奥の院。
毎年今年の漢字が発表されると、あとはあっという今年が終わってしまうように感じます。
今年もどのような漢字が選ばれるのか楽しみに発表を待ちたいと思います!
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