アメリカ大統領選挙結果の日本経済への影響は?株価や為替の見通しも

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いよいよアメリカ時間の11月8日に迫ったアメリカ大統領を決定する本選挙ですが、有利と見られていたヒラリー・クリントン候補のメール問題での失速で、ドナルド・トランプ候補が急速に追い上げていて接戦になることが予想されていますね。

今までは両候補のスキャンダル合戦の選挙戦を他人事でおもしろく見ているだけで良かったのですが、実際にそれぞれの候補が大統領に当選したら、日本への影響はどのようなものがあるのでしょうか。

そこで今回は、クリントン、トランプ両候補がアメリカ大統領に選ばれた場合の日本経済への影響や、株価や為替の動きの見通しについて見ていきたいと思います。

アメリカ大統領選挙結果の日本への影響は?

ドナルド・トランプ候補の暴言やヒラリー・クリントン候補のスキャンダルもテレビのニュースやワイドショーで見てるだけならある種のエンターテイメントとして楽しめましたね。

ところが実際にどちらの候補が大統領になるとしても、日本への影響を考えると他人事ではみていられませんね。

どちらの候補が大統領になったとしても、日本へは良い影響というのはなく、より悪影響が少ないのはどちらかが日本にとって重要だといわれていますね

ヒラリー・クリントン氏が大統領になった場合、頭をよぎるのは夫であるビル・クリントン大統領時代のジャパンパッシングです。

ビル・クリントン氏が大統領だった当時、かなり中国寄りな態度をとっていて日本は無視されたような状態だったのです。

ところが現在は日米貿易摩擦のあった当時とは違い、日本とアメリカの関係も当時よりよくなっており、中国もアメリカにとって警戒するべき関係になっていることもあり、そこまで日本に対して悪影響はないと思われます。

ヒラリー・クリントン氏が大統領になった場合には、当面は大きな影響や変化があるわけではなく、とくに日本に極端に厳しいというわけではなさそうです。

ドナルド・トランプ氏が大統領になった場合に考えられるのは、彼が過去の演説で述べていたような日本に対する強行的な言動がどこまで現実になるのかということですよね。

トランプ氏が主張しているのは、日本がアメリカの雇用を奪っているということと、安全保障の面で日本が応分の負担を担っていないということです。

ただトランプ氏の発言も、実際に大統領になったら現実的な内容にトーンダウンすることが予想されます。

また、外交的な政策を実行に移すためには議会で法案を通す必要もあり、極端な政策を実施することは難しいと思われています。

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株価や為替の見通しも紹介!

経済的な面で気になるのは、両候補とも現在ではTPPに関しては反対の立場をとっているということです。

アメリカが自国の産業を守るために保護貿易的な国になってしまったら、世界の経済成長にブレーキがかかり、世界のGDPの成長率も鈍化することになると、日本の経済への影響も大きいと思います。

為替に関しては、クリントン、トランプ両氏とも日本の円安誘導には批判的な見方を示しています。

どちらが大統領になったとしても、円高になることが予想され、それに伴って日本の株価も下がるのではないかと予想されています。

為替や株価の面でも、円高、株安が予想され、日本経済への影響は悪い面での影響の方が大きいと思われます。

まとめ

今回はアメリカ大統領選挙の結果の日本経済への影響や、株価と為替の見通しについて見てきましたがいかがだったでしょうか。

大統領がクリントン氏になってもトランプ氏になっても円高・株安になる見通しなので、日本経済にとってはあまり良い影響はなさそうです。

ただ、トランプ氏が演説していたように、アメリカ軍の日本からの撤退や日本製品への高額な関税などの政策は現実的ではないと考えられるので、そこまでひどい影響はないといいですね。

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