4月14日の夜に熊本県益城町を中心に起きた震度7の熊本大地震は、その後もかなり大きい震度6や震度5のものも含めて15日の朝までに100回以上の余震を起こしています。
避難所に避難している方はもちろん大変ですが、避難する必要のない地域に住んでいる方も通勤や通学、移動のために交通手段の状況を手に入れる必要がありますね。
そこで今回は熊本大地震の余震はいつまで続くのか?や、地震後の必要な情報を得る方法をお伝えしていきたいと思います。
熊本大地震の余震はいつまで続くの?
一般的に地震の本震のマグニチュードが大きければ大きいほど余震が収まるまでの期間は長くなります。
過去の事例をみてみましょう。
1995年1月の阪神・淡路大震災では、地震の規模はマグニチュード7.2、最大震度7で、余震は体に感じないものを含めると何年も続いたのですが、最大の余震は本震と同日のマグニチュード5.4で震度4のものでした。
2004年10月に起こった新潟県中越地震は、地震の規模がマグニチュード6.8、最大震度7で、震度5以上の余震をみてみると、2004年12月までの2ヶ月にかけて18回起きました。
今回の地震では気象庁は「1週間程度は震度6弱程度の余震に注意を」と注意を呼びかけています。
【1週間程度は震度6弱程度の余震に注意を】
気象庁はさきほど午後11時半から記者会見し、「今後、1週間程度は震度6弱程度の激しい揺れを伴う余震が起きる可能性があり、揺れが大きかった地域では十分注意して欲しい」と呼びかけています。 #jishin— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2016年4月14日
今回の地震は震度7の本震に加えて震度6や震度5の余震が頻発しているので、とくに古い建物や崖などの近くは非常に危険だと思われるので注意してくださいね。
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高速やJRへの影響と最新情報を得る方法
4月15日現在の高速道路の状況やJRの運休情報をみてみましょう。
高速道路の通行止め情報は?
高速道路に関しては、余震の影響もあり、九州自動車道、南九州自動車道、九州中央自動車道で通行止めが発生しています。
最新情報はこちらから確認して下さいね。
【熊本県内の高速道路で通行止め】
昨夜から続く地震の影響で、九州自動車道、南九州自動車道、九州中央自動車道で通行止めが発生してます。最新情報はYahoo!道路交通情報でご確認ください→https://t.co/lpb7pGgNKa pic.twitter.com/wweDiEQoch— Yahoo!地図 (@YahoojpMap) 2016年4月14日
JRの運行情報は?
JRの運行情報ですが、九州新幹線に関しては4月15日は終日上下線とも全区間運転を見合わせると発表されています。
その他にも各線で運休している区間があるので、最新情報をJR九州のサイトから確認してみてくださいね。
JR九州、地震の影響で九州新幹線や在来線で運転見合わせなどの影響 https://t.co/by33kGuvzm pic.twitter.com/K45pxyTWYT
— トラベルメディア「Traicy」 (@traicycom) 2016年4月14日
スマホで入手できる情報元を紹介
余震が続いている地方の方は不安なことが多いと思いますが、そんな不安を解消するためにもしっかりと情報を入手しておく必要がありますね。
テレビやラジオからの情報も役に立ちますが、停電で使うことができなかったり外出先で情報を手に入れたい時のためにスマホで入手できる情報元を確保しておけば、少しは不安を解消するのに役立ちますね。
スマホでリアルタイムな情報を手に入れるためにツイッターを利用するのがオススメなのですが、注意しないといけないのがデマや誤った情報も発信されたりリツイートされたりしているということです。
不確かな情報をリツイートしてしまうと、間接的に正しい情報を伝えることを妨げてしまうということになりますので、落ち着いて行動して下さいね。
情報元のはっきりしている機関や公式なアカウントをフォローして正確な情報を入手して下さいね。
篠原ともえさんも地震情報のアカウントを紹介しているので参考にしてみてください。
地震情報アカウントお役立てください。
特務機関 @UN_NERV
内閣府防災 @CAO_BOUSAI
首相官邸 @Kantei_Saigai
地震情報 @tenkijp_jishin
NHKニュース @nhk_news
NHK防災 @nhk_seikatsu— 篠原ともえ (@tomoeshinohara) 2016年4月14日
現在のところ、今回の地震の影響で津波や原発で異常があるという情報は入ってきていません。
くれぐれも落ち着いて行動してくださいね。
熊本市の避難場所の情報は?
今回の地震では熊本市内でもかなりの人数が避難所に避難することを余儀なくされました。
熊本市のホームページの中には今回の地震に関する避難所、断水、学校休校、ごみなどについて最新の情報を伝えているページがあるので以下からご覧下さい。
また、熊本市の避難場所は携帯電話やスマートフォンで確認することができます。
携帯電話やスマートフォンのGPSを使って現在位置から最寄りの避難場所を確認することができるのでブックマークをしておくといいですね。
まだ余震も続くので、ぜひ自宅や職場、学校から最寄りの避難場所がどこかというのを確認しておくといいでしょう。
【避難の際の注意点】
・歩いて避難してください。
・消防車、救急車などの通行にご協力ください。
・家族で、居場所がわからなくなるので避難場所をあらかじめ決めておいてください。また、避難するときは家に連絡メモを残しましょう。
・荷物は、リュックなどに入れて背負うなど、動きやすくしてください
・近所の方とできるだけ一緒に行動して、高齢者や障害のある方の避難に協力してください。
■また、支援物資の送り方や注意点を以下の記事でまとめているのでこちらもご覧ください。
→ 【熊本地震】必要な支援物資リストは?個人での送り方と注意点
まとめ
今回の熊本の地震は震度7という数字を見た時ドキっとさせられました。
現地に住んでいる方は余震にはまだまだ注意が必要と思われます。
避難しているかたも自宅に戻るときにはガス漏れや漏電があるかもしれないのでくれぐれも注意をしてくださいね。
大変な状況な時だからこパニックにならずに正確な情報を入手して、冷静な判断で余震でのさらなる被害を防いで欲しいと思います。
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