2016年も数多くの天体イベントがありましたが、秋に見ることのできる最大の天体イベントはなんといっても「スーパームーン」です。
月と地球の距離が近づき、普段より大きく明るく月を見ることができると聞くと、ぜひスーパームーンには月を見てみたり、撮影してSNSなどに投稿したいと思ってしまいますよね!
そこで今回は、2016年のスーパームーンはいつなのかや、見頃とスマホでの簡単撮影方法をみていきたいと思います。
2016年のスーパームーンの見頃はいつ?
スーパームーンとは月と地球の距離が近づくタイミングと月の満月のタイミングが重なり、月が最も明るく、大きく見える現象のことです。
なぜ月と地球の距離が遠くなったり近づいたりしているのかというと、月が地球のまわりを公転している軌道が完全な円ではなく楕円形だからなんです。

引用元:引用元:http://web.canon.jp/
2016年のスーパームーンは11月14日です。
今年のスーパームーンが注目されている理由は、ここ最近で一番地球と月の距離が近くからです。
2016年のスーパームーンの時の地球と月との距離は、35万6511kmで、2011年の35万6577kmより近づきます!
ただその差が約66kmということを考えると、ほぼ35万キロはなれた地球からの実際の見た目ではそこまで変わるとは思えないので、気持ちの問題ともいえますね(笑)
2011年のスーパームーンの時と通常の時の月の見た目の大きさの比較は下記のような感じになります。
通常の満月の時より30%明るく、14%大きかったそうです。
当日にスーパームーンということを知らなければ、大きさに関しては気づかない可能性もありますが、明るさで気づくかもしれませんね。
スーパームーンの時間は2016年11月14日の22時52分です。
タイミングとしては昼間でもなく深夜以降でもなく、観察しやすい時間ではないでしょうか。
肉眼でも楽しむことができるので、ぜひ11月14日は忘れないようにカレンダーやスケジュール帳にチェックをつけておいて下さいね。
ちなみに2017年はスーパームーンのない「シャイムーンイヤー」なので、ぜひとも2016年のスーパームーンを見逃さないように注意してくださいね!
次のスーパームーンはいつなの?
2016年の次のスーパームーンは2018年の1月1日です!なんかめでたいですね(笑)
ただ、世界標準時での1月1日ということなので、時差により日本時間では1月2日がスーパームーンとなります。
どちらにしてもお正月の三が日中なので休みの方も多く、空も澄んでいることが予想できるので、寒さの対策さえすれば絶好の観察日和になりますね。
ちなみに地球と月が最接近する距離は35万6570kmということで、最近では2016年のスーパームーンに次ぐ近さになります。
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スマホで月を簡単に撮影する方法は?
スーパームーンの日にはぜひとも写真にとって残して置いたりSNSにアップしたりしたいですよね。
でもわざわざアプリを追加したり望遠鏡や双眼鏡を使うほどでもいという方のために、スマホで簡単に撮影する方法を見ていきたいと思います。
どうしてもiPhoneやAndroidなどのスマホのカメラで月を撮影すると、月がぼんやりとボケたような感じにうつってしまいますよね。
そこで本格的にデジカメやアプリを使わずに簡単にボケずに撮影する方法として、特にiPhoneの場合での操作方法を説明します。
まずiPhoneの場合、HDRモードをオンにします。
カメラアプリを起動すると、画面の上部でHDR機能をオン/オフする操作をすることができるので、ここでオンにします。
HDRモードをオンにすることによって、撮影時にiPhoneが自動で数枚の露出を変えた写真を撮ってくれて、それらを自動的に合成することによって写真が白く飛び過ぎたり、真っ黒に潰れてしまわないようにしてくれます。
また、iPhoneでの撮影時に「AE/AFロック」機能を使用することによっても月をクッキリと撮影することができます。
まずカメラアプリを起動したあと、近くにある電灯やライトを一度画面内に映し、その光の部分を指で長押しします。
すると、「AE/AFロック」と画面内に表示されるので、その状態で月を撮影すると、ボケずに撮影することができます。
Androidのスマホの場合、機種によっては操作方法が違いますが、下記のような方法でより綺麗にスーパームーンを撮影することができます。
夜景モードのついているスマホであれば夜景モードをオンにすることでも、より綺麗に月を撮影することがでるのでおすすめです。
その他には、設定をマニュアルで撮影できる機種であれば、ISO値を最低レベル〜100程度の小さい数値に設定し、シャッタースピードを1/100~ 1/2000秒、ホワイトバランスをオートか太陽に設定します。
露出を設定できるスマホであれば、マイナスに設定します。
露出を-1〜-3の間で実際に写り具合を見ながら設定することで、明るくとんでしまっていた月の模様を撮影することが可能になります。
簡易望遠鏡を使えばよりクッキリ撮影可能!
スマホの本体だけでも設定を工夫すればある程度綺麗に写すことは可能ですが、やはり限界があります。
でも高価な本格的な望遠鏡やデジカメを購入するほどでもないし…という方におすすめな組み立て式のスマホ用の望遠鏡があります。
エレコムの組み立て式のスマホ用の望遠鏡、EDG-TLS001です。
スマホのズームと合わせると130倍の倍率で観察することができ、通常の望遠鏡とは違い覗きこむ必要がなく、スマホの画面で見ることができるので、家族での天体観測にもぴったりですね。
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望遠鏡本体のみで三脚は別途購入する必要があるので、下記の三脚と同時に購入する方が多いようです。
望遠鏡と三脚を合わせても一万円以下なのでお手頃ですね。
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まとめ
2016年のスーパームーンは、近年で最も地球を月が近づくので、ぜひ11月14日が晴れることを祈りながら待ちたいですね。
時間も23時前ということで、寝ている深夜というわけでもないので、大げさに天体観測というわけではなく、ベランダや家の窓からいつもより明るい月の光を浴びてみたいものです。
そして簡単にできるスマホでの撮影で、少しでも綺麗にスーパームーンを撮影したいものですね。
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