2016年に入りアメリカ大統領選がスタートしています。
暴言でメディアに頻繁に登場するトランプ氏が3月15日行われたミニ・スーパー・チューズデーとよばれる5州での予備選挙で勝利したというニュースも入ってきましたね。
大統領選のニュースはよくみるのですが、実は仕組みがわかりにくいと思っています。
なんとなく長期間をかけてアメリカの週ごとに選挙をして決めていくということはわかるのですが、どういう日程でいつ大統領が決定するのかという詳しい仕組みとなるとわからないことだらけですよね。
そこで今回はわかりにくいアメリカの大統領選について、仕組みやいつ本選挙がおこなわれるのかなどを調べてみました。
アメリカ大統領選の仕組みはどうなってるの?
アメリカ大統領選は4年に一度、夏のオリンピックの行われる年におこなわれます。
アメリカの大統領に誰がなるのかということは世界に対しても非常に影響が大きいので大統領選は世界中から注目を集めていますよね。
大統領選の全体の流れ
アメリカ大統領は一年以上もかけて決められる一大イベントです。
まず選挙の行われる前の年の11月に大統領選の候補者が正式に決まります。
アメリカでは大統領になるには共和党か民主党のいずれかの党の候補者としてそれぞれ選ばれる必要があるんです。
それぞれの党の候補者を決めるのが予備選挙で、大統領選が行われる年の2月から6月にかけて行われます。
次にそれぞれの党の候補者が一騎打ちで戦う本選挙への選挙戦が7月から11月にかけて行われるのです。
まだまだ先は長い戦いですね。
予備選挙の仕組みは?
大統領選の本選挙に出るには、まず民主党と共和党のそれぞれから一人づつ選ばれる候補者にならないといけません。
それぞれの党の中での戦いということですね。これが予備選挙です。
予備選挙で有権者は直接候補者に投票するというわけではありません。
各州の選挙人登録をした有権者が特定の候補者投票を宣言している代議員に投票し、その結果それぞれの党から一人づつの候補者が選ばれます。
本選挙の仕組みは?
予備選挙が終わると、本選挙では民主党の候補と共和党の候補の一騎打ちの選挙戦が始まります。
本選挙も予備選挙と同じく直接候補者に投票するわけではなく、選挙人に投票することになります。
こうして538人いる選挙人のうち、過半数の270人以上を獲得した候補が当選するという流れになります。
大統領選の結果はいつわかるの?
一般有権者による選挙人の投票の本選挙は2016年11月8日に行われ、その日に開票されます。
選挙人はどちらの候補者に投票するのかを表明しているのでこの時点で勝敗はわかっているのですが、12月に行われる選挙人の投票で第45代アメリカ大統領が正式に決定します。
その開票は2017年1月に行われ、1月20日に新しい大統領が就任します。
まとめ
今回はわかりにくいアメリカ大統領選についてその仕組みを調べてきました。
アメリカ大統領になろうと思うと、立候補の表明から大統領就任まで約2年にわたる長丁場をたたかわなければいけないんですね。
相当に強い心と大量の資金を持っていないとてもじゃないけど戦い抜けそうにはありません。
それだけアメリカの大統領になるということは責任と影響力を持つということだと思います。
まだ選挙戦は序盤なのでこれから候補者決定、討論会を経て11月の本選挙まで期間は長いですが、選挙戦の流れや仕組みを理解しておけば大統領選のニュースも今までとは違った観点で見ることができると思いますよ!
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