日銀が2016年1月29日に発表したマイナス金利の影響で、私たちの生活にも影響が少しずつ出始めています。
銀行にお金を預けている人にとっては、もともと低い金利がさらに引き下げられることとなるわけですから、数十年前の高利回りの時代を知っている人ならばなおさら「もう銀行には預けない!」という気持ちになってしまいますね。
銀行に預けたところで意味はない、そうお考えの皆さんにとってはこれからは家が銀行の役目を果たします。
つまり、自宅の中で「安全にお金をしまっておける場所」を設けなければなりません。そのために必要なのが「家庭用金庫」です。
この記事では、皆さんにとって使い勝手のいい家庭用金庫を見つけるためのアドバイスをご案内します。頻繁に買い換えるものではありませんので、よく読んで納得のいく一台を見つけてくださいね。
金庫に保管する物といえば何?
「金庫」というと帯でくるんだ札束、というイメージがありますが、金庫に預けるものは札束だけに限りません。
家の権利書、保険証書、各種の契約書、などの書類も金庫の中に入れて管理します。
特に書類は様々な大きさですので、一番大きな書類のサイズに適合したものを探しましょう。
サイズの表記に「○○用紙」と示されているものよりも、「○○ファイル」と示されているものの方が少し大きめになります。
金庫内の整理を考える上でもおすすめできます。
■A4用紙サイズ適合の製品例
- EIKO STANDARD ES-2
- 内寸: 幅330×奥行き240×高さ105(mm)
■送料無料■エーコー 家庭用耐火金庫 ES-2 シリンダー錠式 ESシリーズ A4用紙トレー収納 一般紙用30分耐火試験合格 ES2/EIKO | ||||
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■A4ファイルサイズ適合の製品例
- セントリー SB0507 (テンキー式)
- 内寸: 幅305×奥行き285×高さ235(mm)
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解錠方法は何がいい?
金庫を選ぶ上で悩ましい問題が解錠方法です。
容易に解錠できる方法は不安だし、逆に複雑な解錠方法はいざというときに開けられないかもという心配が伴います。
主な解錠方法には次のような方法があります。
- ダイアル式
- テンキー式
- シリンダー錠式
- ICカード式
- 指紋認証式
ダイアル式
鍵を差し込んで定められた手順でダイアル操作を行えば解錠できます。解錠するための手間が多いのが特徴です。頻繁に出し入れする人や、手順を忘れやすい方にはおすすめできません。
テンキー式
金庫表面のパネルで暗証番号を入力して解錠します。入力間違いを繰り返すと一定時間操作できなくなります。頻繁に出し入れする人に適しています。
シリンダー錠式
複製困難な鍵だけで開閉する方式です。解錠の手間は小さいですが、鍵そのものが盗まれると危険です。
シリンダー錠式単独のものは防盗性に劣りますが、他の形式と組み合わせるマルチロック式として防盗性アップに寄与しています。
製品例:EIKO STANDARD CH-S
ICカード式
ICカードや携帯電話による認証を行い解錠するという新しい方式です。鍵を併用しないテンキー式は偶然開くことがありますが、ICカード式ではその心配がありません。
製品例:EIKO MEISTER OSS-C
指紋認証式
使用者の指紋を金庫に登録しますので、登録した人以外は絶対に解錠できません。解錠の操作はセンサーに指を乗せるだけです。他に比べると高価ですが、防盗性と利便性の両立が大きな魅力です。
製品例:EIKO MEISTER OSS-F
防災性能にもこだわりたい
手提げ式の金庫でなければ、家庭用金庫は一般的に最低でも30分の耐火能力は持っています。
さらに1時間〜2時間の耐火能力を持つものがあります。
どんな場合でも家庭用金庫は火災や爆発の危険から最も小さくなる場所に設置するのが鉄則です。
火災の危険が大きな場所は、台所・風呂・給湯器・暖房器具のある部屋・ガス配管/LPガスボンベ・分電盤・蓄電器・蓄熱装置・エアコンの室外機置き場・ゴミ置き場です。
金庫をどうしてもこれらの場所から遠ざけられない場合は石膏ボードやレンガで金庫の周りを囲み、部分的にその箇所の耐火性能を増強するという手段もあります。
DIYの範囲内で十分にできますのでチャレンジしてみましょう。
マンションにお住まいの方ならば、落下性能を持つ金庫を選ぶことをおすすめします。
落下性能とは、ただ落としても大丈夫というのではなく【加熱した状態で、9.1メートル下のレンガの山に向けて】落下させても、落下の衝撃で壊れずにきちんと施錠を保てることを意味します。
万一の大震災で建物が倒壊したときでも貴重な財産を守れる力強い味方となりますね。
その他、爆発に耐えるもの、防水性能を持つものなどもあります。
予期せぬ天災・人災への備えを考えるなら、防災性能へのこだわりは決して損になりません。
泥棒の心理
泥棒は、高額な現金や貴重品が入っている金庫が開くまで粘り強く挑むわけではありません。
泥棒にとって重要なのは「時間」です。
泥棒は解錠に時間がかかりすぎると判断したなら、盗むことより逃げることを選ぶといわれています。
もちろん泥棒の侵入を阻止することが第一ですが、侵入されても泥棒が断念するように、できるだけ解錠に手間がかかるように設置しましょう。
特に解錠操作の簡単なタイプでは設置方法の工夫で防盗性の低さを補ってください。
家庭用金庫を選ぶポイントとオススメ製品は?
家庭用金庫を選ぶ上で覚えておきたいポイントはこれらです。
- 書類をファイルに入れて保管するならA4ファイルサイズ適合モデルを
- 出し入れを頻繁にするなら簡単な解錠方法がおすすめ
- 防盗性は解錠にかかる手間が上がればアップする
- 実売1万円台でも耐火1時間、落下性能を備えるモデルがある
これらの点をまとめると次の2つの製品がおすすめです。
■EIKO D-FACE DFS1-FE
- A4ファイルサイズ対応
- 出し入れ簡単なテンキー/指紋認証に加え防盗性に優れるシリンダー錠を併用可能
- 耐火1時間
◆DFS1-FE限定価格 新品 指紋認証式(テンキーも装備)耐火金庫D-FACEディーフェイス エーコーeiko【代引き不可】搬入設置込 | ||||
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■セントリー SB0507 (テンキー式)
- A4ファイルサイズ対応
- テンキー方式
- 耐火1時間、落下性能、爆発耐性
- 実売1万円台
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まとめ
家庭用金庫は高くて安い買い物です。
金庫の耐用年数は20年とされていますから、購入額を20で割って1年あたりのコストとして考えれば決して高価な物とはいえません。
家庭用金庫はいつ出しても手数料がかからないのですから、もはや金利になんの期待もできない銀行に預けたお金を、ATM時間外手数料を請求されてまで何度も引き出すことと比べればお得感が出てきます。
家庭用金庫を手に入れるとお金を貯めようという意識向上にもつながります。
ゼロ金利時代のこの機会に家庭用金庫を設置して、自分の資産は自分で守る!という気持ちを持ってみてはいかがでしょうか。