いよいよテニスの四大大会の最終戦となる全米オープンが日本時間の29日深夜にニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで開幕します。
気になるのはリオ五輪で銅メダルをとった錦織圭選手の対戦相手ですよね。
錦織圭選手の初戦の相手はドイツのベンヤミンベッカー選手です。
そこで今回の記事では2016年の全米オープンの初戦で錦織圭選手が対戦する、ベンヤミンベッカー選手の今年のランキングや戦績、錦織選手との過去の対戦成績について見ていきたいと思います。
ベンヤミンベッカーの2016年のランキングや戦績は?
全米オープンで錦織圭選手の初戦の相手は、ドイツのベンヤミンベッカー選手です。
- ベンヤミン ベッカー
- 【愛称】ベニ
- 【出身地】ドイツ・メルツィヒ
- 【生年月日】1981年6月16日(35歳)
- 【身長】178cm
- 【体重】72kg
- 【利き手】右
- 【バックハンド】両手打ち
ベンヤミンベッカー選手の現在の世界ランキングは97位と錦織圭選手の7位に比べると大きな差があるように思うのですが、実際の実力はどうなのでしょうか。
ベッカー選手は2005年に24歳というテニス選手としては遅い年齢でプロ入りしました。
その翌年の2006年には、全米オープンの3回戦でアンドレ・アガシ選手を破り、「アガシ現役最後の相手」として知られています。
ベッカーはアガシの最後の対戦相手ということで有名ですな。全米学生チャンピョンからプロになった選手です。
— チョー (@riddle_y) 2015年5月27日
アガシ選手を破った後の4回戦で残念ながらアンディ・ロディック選手に敗退しました。
当時は無名の新人選手だったベッカー選手ががアガシ選手に勝ったことや、全米オープンの1ヶ月後のジャパン・オープンでロジャー・フェデラーとの準決勝まで勝ち進んだ活躍で、男子プロテニス協会の「最優秀新人賞」を受賞しました。
プロ入りが遅くても翌年に最優秀新人賞をとるとは、かなりの実力があったのではないでしょうか。
ベンヤミンベッカー選手の今シーズンの戦績を見てみると、15試合に出場していて、9勝15敗で、2月に行われた「メンフィス・オープン」で準々決勝まで進出した以外は、ほとんどが1回戦か2回戦で敗退していて、あまり調子は良くないようです。
錦織圭との過去の対戦成績は?
ベンヤミンベッカー選手と錦織圭選手との過去の対戦成績は2勝1敗で、思ったほどランクの差ほどの差はないのかなという印象を受けます。
一番直近で対戦したのは、2014年のジャパン・オープンの準決勝で対決し、錦織圭選手が勝利しています。
2015年の全仏オープンの3回戦でも対決することになっていましたが、ベッカーが選手のケガのための棄権で錦織圭選手が1勝しています。
対戦成績でいうとあまり大きな差がなくどちらが勝つのかはわからない状態ですが、実際には錦織圭選手がベッカー選手のランキングを抜いてからは2連勝しています。
年齢的にもベッカー選手は35歳に対して錦織圭選手は26歳そしてランキングの差もあります。
錦織圭選手にはぜひ頑張ってもらい2回戦に進んで欲しいです!
しかし、錦織選手自身も「ベッカーは(全米のような)速いコートに強い印象があるので気を付けたい」と言っているように油断は禁物ですね。
とらぬタヌキの皮算用と言われるかもしれませんが。。。錦織はベッカー(独)に勝つと、次は予選勝ち上がり。シードが順当に勝ち上がれば、3回戦はコールシュライバー(独)、4回戦はゴファン(ベルギー)、そして準々決勝でリオ五輪準決勝で敗れた金メダリストのマリー(英)というシナリオ。
— 稲垣康介 Kosuke Inagaki (@Inagaki7K) 2016年8月26日
まとめ
今回は2016年の全米オープンで錦織圭選手が初戦で対決するベンヤミンベッカー選手について、現在のランキングや戦績、過去の錦織選手との対戦成績について見てきましたがいかがだったでしょうか。
世界ランキングでみても、年齢差をみても錦織圭選手が有利と思われるので、初戦の結果には期待がもてます。
錦織選手には去年の全米オープンでのまさかの初戦敗退という結果を吹き飛ばすような、順調に勝ち進む試合を見せて欲しいですね!