天皇陛下生前退位の理由は?譲位の時期や皇室典範改正の困難さも

Japan

天皇陛下が天皇の地位を皇太子さまに譲位する、「生前退位」をする意向であるということが発表されました。

天皇陛下は82歳になられた今も国事行為や災害被害地のお見舞など公務に忙しく活動されています。

やはり近年、気管支肺炎で入院されたり、心臓のバイパス手術を受けられたりしていることを考えると健康面でかなり無理をされてきたのかなと感じます。

そこで今回はなぜ天皇陛下は生前退位の意向を発表したのかや、その時期はいつごろなのか、また生前退位をするのに必要な皇室典範の改正についても見ていきたいと思います。

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天皇陛下が生前退位の意向を発表した理由は?

天皇陛下は1989年に昭和天皇の逝去に伴い即位し、日本の代125代天皇として公務をされてきました。

やはり天皇皇后両陛下ともに80歳を越えていることを考えると体調的にこのまま公務を続けるのは大変そうですね。

ただ高齢のため公務が負担だということであれば、生前退位をすることなく天皇の位にあるままで公務などの仕事の量を減らして負担を軽くしたり代役をたてるという方法もあるはずです。

そういう方法をとらずに生前退位をするという理由は、天皇陛下の「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」という考えのためです。

天皇陛下の位のまま負担を軽減することは望んでいなく、しっかりと引き継ぎたいという意思があるのです。

天皇陛下の生前退位の意向は、宮内庁関係に伝えられていて、皇后さまや皇太子さま、秋篠宮さまもこの意向を受け入れているということです。

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譲位の時期や皇室典範改正の必要性は?

天皇陛下の生前退位はすぐ行われるというわけではなく、数年内の譲位を望まれているそうで、天皇陛下自身の声で広く内外にお気持ちを表す方向で検討されているそうです。

健康上も今すぐに退位しなければならないほどの問題はないようです。

NHKの担当者によると、具体的には天皇陛下が記者会見に近い形でお気持ちを表明されることも検討されているということです。

これまで天皇陛下は誕生日などに記者団の質問に答える形で会見に臨んできたことはありますが、会見形式での発表はなく、実現すると初めて会見形式でのお気持ちの表明ということになります。

陛下自身の気持ちを世間に発表された時には、もう少し具体的に時期もはっきりしてくるのかもしれませんね。

江戸時代後期以来天皇の譲位は行われていないので、もし実現すると約200年ぶりのこととなります。

ただ生前退位を実現させるとなると問題があります。

今の皇室典範では、天皇が崩御した時のみ自動的に皇位継承順位にしたがって次の天皇が即位する決まりになっているからです。

第四条  天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する。

そして皇室典範に生前退位に関する定めはありません。

そのことから、生前退位を実現させるには皇室典範を改正し、生前退位に関する定めを決めるか、そこまでしなくても特別に天皇陛下の意向を実現させるよう法律を制定しないといけません。

皇室典範の改正は以前にも女性・女系天皇を認めるかどうかで揉めた時にも議論されましたが、かなり困難なものと思われます。

現実的には特別な法律として天皇陛下の生前退位を実現させるようなものを制定させるのが妥当なのではないでしょうか。

どちらにしても数年かかるのはやむを得ないことだと思います。

まとめ

今回急にニュースで取り上げられた天皇陛下の生前退位の意向ですが、実は5年前から「天皇の務めが果たせなくなれば、譲位すべきだ」という考えを持たれていたそうです。

そうであれば、もう少し法律の問題で生前退位の実施が困難な現状を変えるための準備がされていてもよかったのではないでしょうか。

天皇陛下も現在の公務の状態はかなり無理をされていることが予想されるので、ぜひともスムーズに生前退位が実施可能になる法改正をすすめて欲しいと思います。

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