6月21日についに辞職することになった舛添要一東京都知事ですが、すでに世間の話題は誰が都知事選に立候補するのかということですね。
辞職を決めるまでにかなり紆余曲折があり、世間の声も「やっとやめたのか」や「最初から言い訳ばかりで説明になっていない」などの批判的なものや、「マスコミのリンチだ」や「違法な行為をしていないのではないか」など賛否両論です。
どちらにしても辞職することが決定したのであれば、次こそはスキャンダルでやめることのなく、かつ能力のある人に都知事になってほしいですよね。
そこで今回は現状で立候補が噂されている候補者予想の一覧と、出馬可能性やネットの反応を見ていきたいと思います。
東京都知事選の日程は?
2016年の東京都知事選の日程は以下のようになっています。
- 【告示】2016年7月14日(木)
- 【投開票】2016年7月31日(日)
- 【期日前投票】2016年7月15日(金)〜7月30日(土)
今回の都知事選の日程でいくと、時期東京都知事の任期が終わるのは2020年7月30日までで、結局当初舛添都知事が辞職しない理由にあげられていた、東京オリンピック開催中の任期満了ということになってしまいました。
ちなみに舛添都知事が出席する予定だった今年の8月に行われるリオオリンピックの閉会式には、今回の都知事選で選ばれた新都知事が出席する予定です。
やはり日本の首都東京のトップである東京都知事として選ばれるためには、いままでの反省の意味でもクリーンさが求められるのはもちろんですが、それだけでなく人を引っ張っていくカリスマ性や実際の仕事の能力も求められますよね。
東京都知事選の費用と内訳は?
今回の都知事選では費用は約49億円かかるといわれています。
ではほぼ50億円もの費用の内訳はいったいどうなっているのかが気になりますよね。
内訳は以下のようになります。
- 投開票所にかかる職員の人件費:約43億円
- ポスター制作や選挙カーの燃料費等:約6億円
舛添都知事が本来の任期を全うしていれば不要だったと思うとこの費用は大きいですよね。
ただこれだけの費用をかけて都知事選を行わなくてはいけなくなった責任に関しては、舛添氏を選んだ都民にも責任があるといった声や、わかっていて辞任に追い込んだ都議にも責任があるという声もあります。
選挙やり直しで都民の税金50億が・・ってのは、あんなもの都知事に選んだ都民自身の責任だからねえ。。(苦笑#グッディ #都知事選
— きゃりこ (@steyrlambert) 2016年6月17日
都知事選の選挙費用については分かっていたこと。それでも都知事を辞職に追い込んだ都議の方々には、50億かけて都知事を選び直すことで、都民に50億以上の利益がもたされれるという「費用対効果」についても、今度は、自らも、しっかりと都民に対して「説明責任」を果たしてもらいたい。
— Hiroto Izumi (@rod_izumi) 2016年6月18日
東京都知事選の候補者予想は?
東京都知事選は知名度のある候補者がギリギリに立候補を表明し当選するというパターンになっているので、今回もなかなかはっきりと出馬を今の時点でしている方というのはいませんね。
現在東京都知事選に立候補するのではないかと名前の噂されているのは、主に次のような方々です。
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石原伸晃
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小池百合子
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丸川珠代
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蓮舫
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長島昭久
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橋下徹
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東国原英夫
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片山善博
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桜井俊
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宇都宮健児
出馬が噂されている方の実際に立候補する可能性や評判をみていきましょう。
小池百合子
まずは自民党の本命と噂されている小池百合子衆議院議員です。
小池百合子氏は防衛相、環境相の経験もあり、党三役の総務会長も務めたことがあるので、経歴的には申し分ないですね。
出馬に関しては「ノーコメント」ということで肯定も否定もせずという感じです。
6月29日に小池氏は国会内で記者会見し、東京都知事選の出馬を発表しました。
ところが自民党東京都連との相談がなく、突然の出馬ということで自民党内では小池氏を公認するかどうかの意見が割れているようです。
7月3日の発表ではどうやら自民党所属の都議会議員としては増田寛也元総務大臣の擁立を要請したということです。
小池氏は自民党の公認を得ることができなくても出馬するということを表明しており、増田氏が出馬要請を受けるかどうかに注目が集まっています。
失敗の後なので、実績のある首長経験者で…ということかな。小池百合子さんも選挙の実働部隊である都連に根回しなしというのはマズイよねぇ。都連側も意地になったかな。>
都議会自民、増田寛也氏の擁立を要請へ 都知事選:朝日新聞デジタル https://t.co/nPV8OhsAcH— りんさん コト 林某 (@rinnrinn7) 2016年7月3日
蓮舫
続いても同じく女性で民進党代表代行の蓮舫参議院議員です。
蓮舫氏は2010年の参院選では東京選挙区で170万票を獲得していて、都民の人気や知名度としては問題ないようです。
ところが国政の方で頑張りたいという思いがあるようで都知事選に出馬する可能性は低いと思われます。
蓮舫が当選確実な6年の安泰捨てて勝率1,2割あるかどうかの都知事選出る義理はないよなあ。
— dada (@yuuraku) 2016年6月18日
桜井俊
急遽名前が上がったのが嵐の櫻井翔さんの父親で元総務事務次官の桜井俊さんです。
官僚ということでクリーンさには問題はないと思われるし事務次官経験者ということで能力的にも大丈夫だと思うのですが、残念ながら本人ははっきりと否定しているので出馬の可能性はかなり低いですね。
→ 桜井パパ、都知事選「出るつもりない」要請あっても「受けない」キッパリ否定
今の所桜井俊さんは「都知事選に出馬する気は無い」とハッキリ仰っていますが、これだけ人望厚く信頼されている方なので、なって頂きたいと依頼されてしまわないか心配。翔くんのお父様が都知事選に出るとなると、翔くんや嵐の活動にも関わると聞きます。政治的にも経済的にも慎重に動いて欲しいなぁ。
— 【❁ワクワク❁】ふぅちん (@amnos2526os) 2016年6月19日
噂されている方たちのメンツを見ながら考えてみると、次はこの人!という決定打に欠けるように思います。
出馬を表明するのが遅い方が有利とはいえ、やはり真剣に東京都の事を考えるのならば、早めに立候補をして政策を語って欲しいです。
有力な候補者で現時点で本人が明確に否定していない方は、小池百合子氏、石原伸晃氏で、出馬に前向きな方があまりいないのが残念ですね。
ただ桜井俊氏は「都知事選に出馬する気は無い」と報道陣に答えていますが、やはり決め手になるような候補者が他にいないことや、知名度や人気があがってきていることからも、出馬の要請に押し切られる可能性もあるのではと思っています。
そのほかにも出馬に意欲的な方には、宇都宮健児氏、百田尚樹氏、渡邉美樹氏、マック赤坂氏らがいますね。
現状の最新候補者一覧は?
いろいろと紆余曲折のあった都知事選の候補者選びですが、告示日を目前にしてやっと大筋が見えてきました。
主要な候補としては次の4人の名前が上がっています。
- 小池百合子氏
- 増田寛也氏
- 鳥越俊太郎氏
- 宇都宮健児氏
自民党の勢力が小池氏と増田氏で分裂するという様子はもともと見えていましたが、このままいくと野党勢力も鳥越氏と宇都宮氏で分裂するようです。
鳥越俊太郎氏の出馬表明は一番の後出しでしたからね。
宇都宮氏もかなり怒っているようです。
ところが鳥越氏と宇都宮氏が会談し、野党候補の一本化をめざすというニュースも入ってきました。
次々にまだ新しい情報が入ってくるので告示まで目が離せませんね。
宇都宮健児は自分でも言ってたようだけど
都知事選、立候補取り下げるのは濃厚だな?
然し、それはまだわからない。
彼も自分を推薦してくれていた人達に相談してから決めたいなんてこと言ってたしね。
でも共産党は鳥越俊太郎だろうし
共産党も結構汚いね
宇都宮健児も怒るわ
— つぶやきじろー (@summer25sun) 2016年7月12日
【野合正式決定】東京都知事選で野党4党の幹事長が会談。鳥越俊太郎氏を野党統一候補として正式決定。宇都宮健児氏は鳥越氏と会談し出馬取りやめを要請、宇都宮氏は明日までに結論を出すという
さぁ野合決定でバスレガチャが揃いました。#都知事選 pic.twitter.com/0exQH0GInp— Mi2 (@YES777777777) 2016年7月12日
まとめ
2016年7月に行われる東京都知事選の立候補が噂される候補者とその出馬の可能性の予想を見てきましたがいかがだったでしょうか。
今までの通例では知名度のある候補者をギリギリまで出馬表明させずに、後出しじゃんけんでの短期決戦が有利に働いていたのですが、その結果が前回の猪瀬氏、今回の舛添氏の二代連続でのスキャンダルでの失脚ではないでしょうか。
ぜひ今回の都知事選では堂々と早くから立候補を表明し、どういう東京にしていくのか政策を立候補者同士で議論し、その内容を都民が判断して投票できるような選挙にしてほしいと思います。
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コメント
小池氏については、もうすでに事務所家賃の問題で疑問でていますね。
升添氏と同じようなことで不快です。
しかも、いろいろな政党渡り歩いたのもそっくり。