2017年元旦にうるう秒導入の理由はなぜ?システムへの影響や対策も

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前回のうるう秒が挿入された2015年7月1日から約1年半、2017年1月1日に次回のうるう秒が実施されるということが話題になっていますね。

正確な原子時計の刻む原子時と、地球の時転に基づく天文時のズレを調整するためにたった1秒を挿入するだけなのですが、その1秒によってシステムに大きな影響を与える可能性があるのです。

うるう秒が原因となるシステムのトラブルに対処するため、エンジニアの方々は年末年始も出勤することが確実になったようでなぜ元旦に行われるのかという声も多くきかれます。

今回は、うるう秒が2017年の元旦に導入された理由はなぜなのかや、うるう秒のシステムに与える影響や対策についても見ていきたいと思います。

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2017年元旦にうるう秒導入の理由はなぜ?

2017年の1月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に8時59分60秒が挿入され、この日は1日が1秒長くなります。

なぜこうしたうるう秒が必要になるのかという理由は、地球の公転・自転をもとにした天文時と、原子時計にもとづく原子時とのズレを修正するために行われます。

世界の標準時は、過去には天文時が採用されていたのですが、どうしても地球の公転・自転という自然を利用しているため時間のふらつきが生じます。

現在では正確な原子時計にもとづいた原子時を採用しているのですが、どうしても普段の生活に馴染みのある昼と夜を基本とした天文時と正確な原子時を調整するために、うるう秒が存在しています。

ではなぜわざわざ元旦にうるう秒をもってくるのかという疑問がおこりますよね。

それは、わざわざ元旦に行っているというわけではなく、うるう秒は慣例で協定世界時(UTC)の6月30日か12月31日の23時59分59秒の直後に行われています。

そのため、協定世界時より9時間早い時差のある日本標準時 (JST) では、7月30日か1月1日の午前8時59分59秒の直後に1秒挿入されるというわけです。

とくに理由があって元旦に行われるわけではないんですね。

実際に1972年以降うるう秒は26回目おこなわれたのですが、そのうち11回が7月1日に、15回が1月1日に行われています。

うるう秒がはじまった当初はコンピュータやネットワークが今ほど普及していなかったのでそれほど大きな影響はなかったのかもしれませんが、最近ではさまざまな影響やトラブルが起こるので、今年の年末年始はエンジニアの方は忙しそうですね。

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うるう秒のシステムに与える影響や対策も紹介!

過去にもうるう秒がシステムに影響をあたえ、トラブルになったことが数多くあり、来年のうるう秒でも対策が必要になることが考えられます。

前々回のうるう秒があった2012年7月1日には、mixiが大規模な障害のため長時間ダウンしたり、カンタス航空のシステムが停止したため、オーストラリアでフライトの遅れが発生したりといったトラブルが多発しました。

本来なら存在しない1秒が挿入されることにより、システムによって処理の仕方が違うため、複数のシステム間で時刻の食い違いがおこってしまい、トラブルが発生してしまったことが考えられます。

2012年のトラブルにより、対策の重要性が意識されたため、前回の2015年7月1日のうるう秒の時には、かなり対策が準備されていたため平日にもかかわらず、とくにそこまで大きなトラブルは起こりませんでした。

2015年のうるう秒では、Linux、Windows、Mac OS、Androidともに、最新のパッチをあてていれば、無事うるう秒をのりこえることができました。

2017年元旦のうるう秒でも、とくに個人でする対策はOSのバージョンを最新にする位で、あとは年末年始に対策の作業やいざという時のために待機しているエンジニアに感謝しながら待つしかなさそうです。

まとめ

今回は2017年の元旦に実施されるうるう秒について、その理由やシステムへの影響と対策についてみてきましたがいかがだったでしょうか。

そもそも特になにか理由があって元旦に行っているわけではなく、慣例で協定世界時の12月31日に行っているので、日本時間で1月1日になっているだけなんですね。

うるう秒については、廃止してしまっても天文時と原子時のズレは、500年で30分程度ということもあり、実際廃止することも検討して議論されているようです。

2017年の元旦には、影で働いてくれているエンジニアの方々に感謝しつつ、特に大きなトラブルが起こらないように祈りたいと思います。

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